いちのせき野菜アプリ飲食店向け
地元の野菜を使いたい飲食店にとって、「どの農家がどんな野菜を栽培しているのか分からない」「必要なときに安定して仕入れられない」といった声から展開したサービスです。生産者側も、「せっかく育てた野菜を、必要としている人に届けたいけれど販路が限られている」という課題を抱えています。
こうした“ほしい”と“届けたい”のミスマッチを解消するために、いちベジでは「いちのせき野菜アプリ」を開発。
アプリでは、生産者の出荷情報と飲食店の需要情報を双方向でやり取りでき、マッチングの精度を高めています。
・生産者と飲食店が直接やり取りできるコミュニケーション機能
・注文から納品までの一括管理
・道の駅との連携による出荷・保管・販売・配送のサポート
このアプリにより、農家の「売れたらいいな」と飲食店の「欲しいものがあったらいいな」の両方を叶える、地域密着型の野菜流通モデルを実現しています。


地域循環型物流システム
いちベジでは、岩手県一関市を中心とした約50の産直拠点・約400の農業事業者をつなぐネットワークを構築中です。新鮮な農産物を効率よく集約し、必要な人へ確実に届ける仕組みを整えています。
仕組みの概要
・契約農家・協力栽培農家・産直拠点・道の駅などが農産物を生産・集荷
・出荷情報はアプリに集約、需要に応じて管理・配送
・いちベジがマッチング・物流管理・出荷調整を担当
・商品は飲食店・ホテル旅館・加工事業者・卸売業者・小売店に届けられる
この仕組みにより、農家は販路拡大と安定出荷、実需者は必要なときに必要なものが手に入る環境が整います。地域内で資源を循環させ、農業と食の未来を持続可能な形で支える仕組みです。
一関西洋野菜プロジェクト
「一関西洋野菜プロジェクト」は、一関市内外での西洋野菜の生産・販売体制を構築し、農家の所得向上を図るとともに、地域の認知度を高め、持続可能な地域づくりの基盤を整えることを目的とした取り組みです。
従来の販路では扱いにくかったリーフ類やハーブなどの西洋野菜を、料理のプロにしっかり届けられる体制を構築。農業と流通のプロが連携し、地元農産物の価値を高めています。
基本情報
- 所在地
- 岩手県一関市
- 設立
- 2021年1月
- 主事業
- 西洋野菜の生産、販路開拓
- 主な商品
- リーキ、イタリアンナス、フェンネルなど
- 構成員
- 9名 (農家・流通業者)
取組み概要
- 西洋野菜の生産
- 西洋野菜の販路開拓、PR活動
- 西洋野菜の市内生産者の募集
- 西洋野菜の販売規格、価格の設定
- 西洋野菜の加工品開発 (一般用、業務用)